地頭力を鍛える
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ハードカバーだが、図がいたるところに挿入されているので、字数は多くなく、あたかもプレゼンテーションを聞くように読めた。ただし、今、流行のMECEのような用語が、あまり十分な説明もなく登場してくるので、この手の他の本を読んで前提知識を持っていないと、トラップされてしまうこともあるかもしれない。本の終わりの方に出てくる推薦書などとあわせて読むと分かりやすいのかもしれない。
思い込みを回避するために、視点をいろいろ変えて考えるという手法が出てくるが、これを、アンジャッシュのコントを比喩に説明する部分などは面白い。
フェルミ推定についても言及されている。出てくる例は、日本にある美容室の数や、シカゴにいるピアノ調律士の数など、聞き飽きた話であり、もう少し新しい例を開拓して欲しかった。例えば新聞紙に使われている木材量のようなものだ。 割り箸やレジ袋を節約する環境運動の影で、その何百何千倍もの環境負荷を与えているものが見過ごされている(または隠されている)ような場合、フェルミ推定は本当の効果を発揮する。シカゴにいるピアノ調律士など、どうでもいいので、興味がわかない。
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